上蔟
じょうぞく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
spinning of cocoons
文例 · 用例
その日も、校長が欠席児童の督促に出掛けると言ひ出すと、此木田は家の春蚕が今朝から上蔟しかけてゐると言つて、さつさと帰り仕度をした。
— 石川啄木 『葉書』 青空文庫
九 何時の頃であったか、多分その翌年頃の夏であったろう、その年|重にお島の手に委されてあった、僅二枚ばかりの蚕が、上蔟するに間のない或日、養父とごたごたした物言の揚句、養母は着物などを着替えて、ぶらりと何処かへ出ていって了った。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
九 何時の頃であったか、多分その翌年頃の夏であったろう、その年重にお島の手に委されてあった、僅二枚ばかりの蚕が、上蔟するに間のない或日、養父とごたごたした物言の揚句、養母は着物などを着替えて、ぶらりと何処かへ出ていって了った。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
作例 · 標準
蚕が十分に成長したので、繭を作るための回転まぶしへ上蔟させた。
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上蔟の時期を逃すと繭の品質が落ちるため、養蚕農家は寝る間も惜しんで働く。
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「ほら、蚕たちが上蔟して、一生懸命に糸を吐き始めているよ」
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