パラドキシカル
パラドキシカル異読 パラドクシカル
形容動詞
標準
paradoxical
文例 · 用例
一言にして云えば自然主義は、啓蒙思潮の文学であり、逆説的な反語に充ちたところの、一のパラドキシカルな倫理主義の文学だった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
母の前で、父を罵ることが母に対する一種の諛ひとなり、かゝる醜き行為にパラドキシカルの優越を感じようとする自らを省みて彼は、暗然とせずには居られなかつた。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
だが、母の不気味な弱さは彼の心に醜くゝ投影して、彼のそんなパラドキシカルな活気を縮めたのである。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
これは如何にもパラドキシカルに聞えるかも知れない、しかも、それは唯だあまりに真である。
— エンマ・ゴルドマン 『婦人解放の悲劇』 青空文庫
密室構成を可能ならしめる手段として、大げさにピストルを発射するという、パラドキシカルな興味である。
— 江戸川乱歩 『探偵小説の「謎」』 青空文庫
これは、ドアの場合の、鍵のかかっている方には手をつけず、逆に蝶番をはずして、ドア全体を動かすという着想を、いっそう拡大したもので、人の意表を突くパラドキシカルな機智というべきであろう。
— 江戸川乱歩 『探偵小説の「謎」』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行動は、一見矛盾しているようだが、実はパラドキシカルな真実を含んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この状況は、解決しようとすればするほど、より複雑になるというパラドキシカルな性質を持っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「静けさの中にこそ、本当の喧騒がある」というパラドキシカルな言葉に、彼は深く考えさせられた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite