厚薄
こうはく
名詞
標準
thickness
文例 · 用例
故に、自然は、その何万粒のどれにも厚薄のない同等の念を入れて世に送るのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
道衍の卓敬に於ける、私情の憎嫉ありて、方孝孺に於ける、私情の愛好あるか、何ぞ其の二者に対するの厚薄あるや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
たゞ人々天分に厚薄があり、資質に強弱は有るけれども、既に其の心を寄せ念を繋くるところを定めた以上は、其の深きを勉めなければ、井を鑿して水を得るに至らず、いたづらに空坎を爲す譯である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
此の道理を推して觀ずれば、北極圈内の蠢たる民や、亞弗利加内地や南洋の蠻民が、一人病を發しても、厚薄深淺の差こそあれ、吾人に取つて悲むべき不幸たることは爭ふべくも無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
其五 乞食 天の人に対する何ぞ厚薄あらん。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
鼻と実社会 ――鼻の動的表現(十一) こうして鼻の表現は、その大小、深浅、厚薄取り取りをそのままに、無意識の裡に相手に感応させております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
鼻はその記憶の深浅、大小、濃淡から、これに対する良心の反映の明暗、厚薄まで一々残る方なく写し出すのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
ただ人々の天分に厚薄があり、資質に強弱はあるけれども、既にその心を寄せ、念を繋ぐところを定めた以上は、その深に努めなければ井を掘って水を得るに至らず、いたずらに空穴を造るだけになる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
紙の厚薄によって、印刷の仕上がりが変わる。
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彼の説明には、知識の厚薄が感じられた。
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板の厚薄を測って、加工した。
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