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丸彫り

まるぼり
名詞
1
標準
three dimensional sculpture
文例 · 用例
およその下図は廻って来ましたが、今度は鏡縁欄間のような平彫りとは違って狆の丸彫りというのですから、下図に便っているわけに行かない。
葉茶屋の狆のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
そこで、毎度余り物の値を露わにいうようでおかしいが、これも参考となるべきことですから、いって置かねばなりませんが、私の原型を作った手間がどうかといいますと、狆の丸彫り四つで百円であった。
四頭の狆を製作したはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
大衆は、作品の中にほんとに俺たちの前衛を丸彫りに見出したか?
――「ナップ」第三回大会にふれて―― 文芸時評 青空文庫
これらの、ロシア的情熱に燃え、つよい意志をもった新時代のチャンピオンたちは、本当にどんな感想で、あまり単純でロマンティックなエレーナを、或は何か非現実的で丸彫りでないマリアンナを、自分たちの激しい前進的な生活とひきくらべつつ読んだであろうか。
宮本百合子 ツルゲーネフの生きかた 青空文庫
積極的な方向をもつ主題なのであるから、作者がそれにふさわしい手法で、能動的に、しかもこくを失わず、複雑な竹造の内的活動と、妻ゆき子との交渉を、折々の情味ゆたかな具体性において引つかみ、押しすすめて行ったら、「風雲」は全く一つのつよくやさしい階級の心情を丸彫りしたものとなったであろう。
――「風雲」について―― 文学における古いもの・新しいもの 青空文庫
そういう相対的な観念を躍り越え、いきなりぐっと生のままの男性に迫り、深い理解、観照を以て心や体を丸彫りにする場合は尠い。
宮本百合子 わからないこと 青空文庫
文学の主題としての、国内戦は、記録文学の時代をすぎて既に革命の歴史的観点から、丸彫りにして再現さるべき時になっている。
宮本百合子 五ヵ年計画とソヴェトの芸術 青空文庫
過去の日本の若いプロレタリア文学運動が顕著な弱点として持っていた題材、主題や様式などの単一性に対して、熱心に現実の多様な錯雑をさながら丸彫りとして芸術化そうとする方向に一致して努力されていることも認められる。
宮本百合子 新年号の『文学評論』その他 青空文庫
作例 · 標準
仏師は一本の巨木から、見事な丸彫りの阿弥陀如来像を彫り出した。
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博物館に展示されている石像の丸彫り技術に、当時の職人の執念を感じた。
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彼は趣味の木彫りで、家族をモデルにした小さな丸彫りの人形を制作した。
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