汗臭い
あせくさい
形容詞
標準
smell(ing) of sweat
文例 · 用例
病人の頭の上へ逆さまに汗臭い油ぎった顔をさし出して、むつかしい挨拶をしむつかしい質問をしかける。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
これを見ていたとき、私のすぐ右側の席にいた四十男がずっと居眠りをつづけて、なんべんとなくその汗臭い頭を私の右肩にぶっつけようぶっつけようとしていた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
」「うん、汗臭いも。
— 宮沢賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
(一二)汗臭い握飯 その話は面白いが、しかし吾輩は山登りの汗が引込むに随い、だんだんと寒くなって仕方がなくなった。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
とお縫が尋ねると、勿体ないが汗臭いから焚き占めましょう、と病苦の中に謂ったという、香の名残を留めたのが、すなわちここに在る記念の浴衣。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
今日は一切の重苦しいもの、汗臭いものが除かれて、ただ透明な美しいものが眼の前に現れた。
— 原民喜 『透明な輪』 青空文庫
安い白粉と、女の汗臭い匂ひがムーンと鼻に來た。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
汗臭い身体を雨に打たれながら倒れたままで寝ていたことも有ました。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
作例 · 標準
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