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毬栗頭

いがぐりあたま
名詞
1
標準
文例 · 用例
意地の悪い奴はつむじが曲っていると申しますが毬栗頭にてはすぐわかる。
内村鑑三 後世への最大遺物 青空文庫
蝙蝠傘は畳んだまま、帽子さえ、被らずに毬栗頭をぬっくと草から上へ突き出して地形を見廻している様子だ。
夏目漱石 二百十日 青空文庫
その隠れているあたりから、しばらくすると大きな毬栗頭がぬっと現われた。
夏目漱石 二百十日 青空文庫
忽然として午睡の夢から起きた黒田さんは器械的に縁の糸を二人の間に渡したまま、朦朧たる精神を毬栗頭の中に封じ込めて、再び書生部屋へ引き下がる。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
そうしてそれが人間の毬栗頭であった。
夏目漱石 坑夫 青空文庫
彼の頭には願仁坊主に似た比田の毬栗頭が浮いたり沈んだりした。
夏目漱石 道草 青空文庫
小鼻の左右に展開した、一銭銅貨くらいの眼をつけた、毬栗頭にきまっていると自分で勝手に極めたのであるが、見ると考えるとは天地の相違、想像は決して逞くするものではない。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
一体かしこまるべきものがおとなしく控えるのは別段気にするにも及ばんが、毬栗頭のつんつるてんの乱暴者が恐縮しているところは何となく不調和なものだ。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫