荒れ放題
あれほうだい
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
left in a state of neglect
文例 · 用例
庭も荒れ放題になって、いまでは松風園も、ほろびてしまった。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
如法の貧地で、堂も庫裡も荒れ放題。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
一体その空屋敷というのは、以前は内藤右之助という三百石取りの旗本が住んでいたのですが、二年ほど前から小石川の茗荷谷の方へ屋敷換えになって、今では誰も住んでいないので、門のなかは荒れ放題、玄関さきまで夏草が茫々と生いしげっているというありさま。
— 雷獣と蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
「その屋敷はよっぽど前から空いているのかね」「もう三年ぐらいになりましょう」「屋敷のなかは荒れているだろう」「ええ、もう、荒れ放題で、家は毀れる。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
自分が居なくなつて、既に荒れ放題になつてゐる小さな財産などはどうなるわけのものでもなかつたが、自分達が居なくなると多少でも母が清々するかと思ふと、動きたくなかつた。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
私自身最近荒れ放題に荒れてゐた少し許りの裏の空地に、百方工面して貧弱なアパアトを造つたくらゐであつた。
— 徳田秋聲 『和解』 青空文庫
その家は荒れ放題に荒れてゐた。
— 徳田秋声 『風呂桶』 青空文庫
しかしただ薄白く光るばかりで勿論猫の形が闇に見えるわけでもないから、翌晩などは例の通りいたづら物は荒れ放題に荒れたほどで敢てこれが鼠除けになるわけではないが、しかし難破船の目標としては多少の効力がある事はいふまでもない。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日荒れ放題について考えている。
荒れ放題という言葉は日本語で重要だ。
彼は荒れ放題の意味を理解している。
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