石亀
いしがめ異読 イシガメ
名詞
標準
any turtle of the genus Mauremys (esp. the Japanese pond turtle, Mauremys japonica)
文例 · 用例
弁天様の池畔などで、ぐつたり寝そべつて甲羅を干してゐるのは、あれは、いしがめとでもいふのであらうか、絵本には時々、浦島さんが、あの石亀の背に乗つて小手をかざし、はるか竜宮を眺めてゐる絵があるやうだが、あんな亀は、海へ這入つたとたんに鹹水にむせて頓死するだらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
しかし、お祝言の時などの島台の、れいの蓬莱山、尉姥の身辺に鶴と一緒に侍つて、鶴は千年、亀は万年とか言はれて目出度がられてゐるのは、どうやらこの石亀のやうで、すつぽん、たいまいなどのゐる島台はあまり見かけられない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
それゆゑ、絵本の画伯もつい、(蓬莱も竜宮も、同じ様な場所なんだから)浦島さんの案内役も、この石亀に違ひないと思ひ込むのも無理のない事である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その藤沢の宿の南側、ここから街道を切れて、石亀川の渡しを越えて片瀬へ出るのが、その当時の江の島参詣の路順であるので、その途中には開帳を当て込みの休み茶屋が幾軒も店をならべていた。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
ここまで来た以上、もちろん引っ返すわけにもいかないので、茶屋の女房が買って来てくれた血止めの薬で手当てをして、四郎兵衛とお杉はふたたび駕籠に乗って、石亀川の渡しまで急がせた。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
馬琴などは石亀屋地団太だの鼠川嘉治郎なんていうのを平気で使っているが、今頃使ったら物笑いの程であろう。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
変り者の絹坊は座席を滑り落ちて、靴の載るところにあいかわらず石亀のように小さくなって伏臥していた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
石亀村に於て大操練御覧有之。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
公園の池で、悠々と泳ぐ石亀の姿を見かけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「うちで飼ってる石亀、最近よく餌を食べるようになったんですよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
河川敷の改修工事により、在来種である石亀の生息環境が変化する懸念がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
清流の浅瀬に、甲羅を干す石亀が数匹いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite