帰参
きさん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
returning
文例 · 用例
浅井さんもその一人で、一旦浪人した旧藩主のお屋敷へ帰参することになったので、お父さんも息子も大喜び、近所の人たちもお目出たいといって祝いました。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
わたしも忰もこれという病気に罹ったこともなく、災難に出逢ったこともなく、無事に年月を送って来た上に、今度は測らずも元の主人の屋敷へ帰参が叶うようになった。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
若い同士のあいだに何かの縁が結ばれていて、屋敷へ帰参が叶うことになれば、二人は逢うことが出来ない。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
今まで近所の評判もよく、殊に今度の帰参を祝っている最中に、こんな騒ぎが出来したのですから、町内の人たちも一層気の毒に思いましたが、こういう怪談になっては何とも手の着けようがありません。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
就ては其後の詮議仕りたく存じ候え共、何分にも帰参の日限切迫いたし居り候まま、其意を得ず候こと残念至極に存じ候。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
もとの屋敷へ帰参などは勿論うそで、夜逃げなどをしては人に怪まれると思ったからでしょうが、なぜそんな怪談を仕組んだのでしょう。
— 岡本綺堂 『怪談一夜草紙』 青空文庫
三斎公その時死罪を顧みずして帰参候は殊勝なりと仰せられ候て、助命遊ばされ候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
忠三郎は更に説いて、勝豊を主人と云われたが、貴殿は勝家から勝豊の与力として添えられた者で、寧ろ主従の関係は勝家との間に在る、誰か不義であると云わん、且つは帰参の恩賞には、勝豊の所領丸岡の城付十二万石を給わる筈なのである、と勧めるので、将監とうとう慾に目が眩んで裏切を承知した。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
作例 · 標準
彼は10年ぶりに故郷へ帰参し、すっかり変わった街並みに驚いた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
海外赴任を終え、来月本社に帰参することになった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
長い闘病生活を経て、彼は無事に社会復帰への帰参を果たした。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
標準
returning to the service of one's master
作例 · 標準
浪々の身であったが、主君の許しを得て、ついに帰参がかなった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
一度は藩を離れた武士が、功を立てて帰参を許される物語は多い。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は主家への帰参を願い続けたが、その夢は生涯果たされなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro