主殺し
しゅうごろし
名詞
標準
murder of one's master
文例 · 用例
また主殺しなどと徳川時代の思想からは大逆と見られているが、戦国時代に主君を殺したものは松永久秀、斎藤道三、宇喜多直家以下沢山いるし、親兄第も、邪魔になると殺しかねない時代であるから、それが名分上の非常な損になるとは思わなかったかも知れない。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
光秀の叛逆は、下剋上の最後の場合だつたが、近世に近いのと、相手が大物であつただけに、主殺しと云つた悪名を、相当以上に受けてゐる。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
あとでは魔法づかひだ、主殺しと、可哀相に、此の原で磔にしたとかいふ。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
「どうも世が悪くなったな」「人殺しもいろいろあるが、親殺しは勿論、主殺しや師匠殺しと来ちゃあ重罪だ。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
何の相手を殺せばこそ主殺しにもなろうが、ほんの微傷を付けた位のことは別に仔細もない。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫
お菊はその夜主人又四郎の寝間へ忍び込んで、剃刀で彼が咽喉を少しばかり傷つけたと云うので主殺しの科人として厳重の吟味を受けた。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫
おのれら、主殺しになりたいか。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
今まで興奮して朦朧としていた意識が、ようやく落着くと、彼は、自分が主殺しの大罪を犯したことに気がついて、後悔と恐怖とのために、そこにへたばってしまった。
— 菊池寛 『恩讐の彼方に』 青空文庫
作例 · 標準
忠義が重んじられる時代、主殺しは最も重い罪とされた。
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その物語では、裏切り者の家臣による主殺しが描かれている。
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歴史書には、戦国時代の主殺しの記録がいくつか残されている。
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標準
murderer of his master
作例 · 標準
彼は主殺しとして、世間から厳しい非難を浴びた。
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その男は、自身の主殺しを認めた。
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主殺しは、通常、極刑に処される。
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