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曝す

さぼす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to expose to the wind
文例 · 用例
書かなくてもよいことを書いては恥を曝す癖のついたのはその頃からの病み付きなのである。
寺田寅彦 高浜さんと私 青空文庫
現代の人間が四十歳くらいで得た人生観や信条をどこまでも十年一日のごとく固守して安心しているのが宜いか悪いか、それとも死ぬまでも惑い悶えて衰頽した躯を荒野に曝すのが偉大であるか愚であるか、それは別問題として、私は「四十にして不惑」という言葉の裏に四十は惑い易い年齢であるという隠れた意味を認めたい。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
たとえ省察の結果が誤っていて、そのために流言が実現されるような事があっても、少なくも文化的市民としての甚だしい恥辱を曝す事なくて済みはしないかと思われるのである。
寺田寅彦 流言蜚語 青空文庫
泥棒どもが、なお安全に、最も悪い泥棒制度を維持しようがためにやっていることを白日の下に曝す必要がある。
黒島伝治 反戦文学論 青空文庫
そして今自分の待っていたものは、そんな欲望に刺戟されて崖路へあがって来るあの男であり、自分の空想していたことは自分達の醜い現実の窓を開けて崖上の路へ曝すことだったのだ。
梶井基次郎 ある崖上の感情 青空文庫
自分の肢体を私の眼の前に曝すその恥ずかしさをどうしていいのかわからないように、深々とうなだれて顔を挙げようとはしなかった。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
この男と、お前と、情死をした様にして死恥を曝すのだ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
断じて自分は、そんな老醜を世に曝すまいと決心していた。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
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