絵自
えじ
名詞
標準
文例 · 用例
尋常一様|詩詞の人の、綺麗自ら喜び、藻絵自ら衒い、而して其の本旨正道を逸し邪路に趨るを忘るゝが如きは、希直の断じて取らざるところなり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
そしてそれの帯びているこの世ならぬ光は、その絵自身から発せられているもののようであった。
— 堀辰雄 『窓』 青空文庫
だから絵自体の創作態度も商品的だが、又、売込みの名人で、終戦後は画家の苦境時代だが、彼は雑誌社や文士に渡りをつけて、挿絵の方で荒稼ぎ、相変らず鬼才だのユニックな作風などと巧みにもてはやされている。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
そしてそれの帶びてゐるこの世ならぬ光りは、その繪自身から發せられてゐるもののやうであつた。
— 堀辰雄 『窓』 青空文庫