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古新聞

ふるしんぶん
名詞
1
標準
old newspapers
文例 · 用例
冬の夕まぐれの茶の間の板縁で古新聞を引破ってのホヤ掃除をした経験をもたない現代青年が、明治文学に興味の薄いのは当然かもしれない。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
何かの、パンだとか、魚の切身だとか、巴焼だとかの包み紙の、古新聞が、風に捲かれて、人気の薄い街を駆け抜けた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
「お気の毒さま、これ丈け下さいな、」とお富は白銅|一個を娘に渡すと、娘は麺包を古新聞に包んで戸の間から出した。
国木田独歩 二少女 青空文庫
彼は古新聞紙の一片に自分の餌を包んで来たのであったから。
幸田露伴 蘆声 青空文庫
そして、あくる朝、再びその新聞を見ると、八百屋が買物の蒟蒻を包んで呉れた古新聞で、日附は一年半ほども前の出来事です。
岡本かの子 扉の彼方へ 青空文庫
何時まで考へて居つたとて際限のない事、且つは此樣に夜を更かすのは衞生上にも極めて愼む可き事と思つたので私は現に想像の材料となつて居る古新聞をば押丸めて部室の片隅へ押遣り、強いて寢臺に横つた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
私が子ープルス港を出港のみぎり、圖らずも注意を引いた反古新聞の不思議なる記事中の主人公で、既に一年半以前に或秘密を抱いて、部下卅七|名の水兵等と一夜奇怪なる帆走船に乘じて、本國日本を立去つた人、其人に今や斯かる孤島の上にて會合するとは、意外も、意外も、私は暫時五里霧中に彷徨したのである。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
然し先夜の反古新聞の記事から推及して、大佐が今現に浮世の外なる此孤島に在る事、また今も聽ゆる鐵の響などから考へ合はせると朧ながらもそれと思ひ當る節の無いでもない。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
引っ越しの荷造りをする際、割れ物を包むための緩衝材として大量の古新聞を近所からもらってきた。
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濡れた靴の中に丸めた古新聞を詰めておくと、湿気と嫌なニオイをしっかり吸収してくれる。
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チリ紙交換のトラックが「古新聞、古雑誌はありませんか」とスピーカーでアナウンスしながらゆっくり通り過ぎた。
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