両得
りょうとく
名詞動詞-サ変
標準
double gain
文例 · 用例
呼ぶことゝ手を温ためることゝ、一挙両得といふわけである。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
おかげでレコも帰って来てから美味いものが喰えるという一挙両得になるワケで……。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
結局「スター」の喫茶店で十五銭のホットケーキを食べれば、珈琲がついているから、一挙両得だと思ったのであるが、それには一銭足りない、誰か知った奴に会わないかと歩きまわったのである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
いっそ黙って何処へか売り飛ばして自分のふところを温めれば、一挙両得だという悪法を企んで、お直には猿轡をはませて戸棚のなかへ押し込んで置いたんです。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
「面をかむつてゐれば、担がれるといふ騒ぎもなくなるだらう――やがては、あの永年の弊風が根を絶つことにでもなれば一挙両得ともなるではないか。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
」 岡は冗談を云つてゐたが、不図気づいて「さうさう鬼塚村の八幡様から天狗の面を頼まれてゐたぞ――太作のマスクをとつて鼻を伸してやつたら一挙両得かね。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
これも一種の内職のようなものですが、こうなると立派な表芸で、世間の評判も好し、上のおぼえもめでたいのですから、一挙両得ということにもなります。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
「面をかむっていれば、担がれるという騒ぎもなくなるだろう――やがては、あの永年の弊風が根を絶つことにでもなれば一挙両得ともなるではないか。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
作例 · 標準
自転車通勤は運動不足が解消できて交通費も浮くのだから、まさに一挙両得の習慣だよ。
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新システムの導入により、大幅なコスト削減と作業効率の向上という両得の結果をもたらした。
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「英語を学びながら現地の文化も体験できるなんて、この留学プログラムは両得ですね!」
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