娘盛り
むすめざかり
名詞
標準
bloom of youth
文例 · 用例
源兵衛は三年前と余り変りないが、お静はすっかり娘盛り。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
二十四日の朝、わたくしは二階の自分の部屋で、今学期だけで要らなくなった教科書や雑記帳の整理をしながら、来年は十八という娘盛りの齢になり、春の四月にはいよ/\高女程度を卒業して研究科へ入ることなど考えていますと、母から呼ばれて、知り合いへ年末の歳暮の品を届けることを言い付けられました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ただしどう割引をした処で、二十二三は女盛り……近ごろではいっそ娘盛りといって可い。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
彼女は十六の秋にここへ来て、今年の春はもう十八の娘盛りになっていた。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
今の水々しい美しさを見るに付けても、その娘盛りが思い遣られて、お菊は若いお内儀さんの悲しい過去と現在とを悼ましく眺めた。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫
娘というてはお身一人じゃで、可愛さのあまりにいつまでも小供のように思うていたが、まことにお身ももう娘盛りじゃ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
という訳は、その因縁を話しませんと分りませんが、実は、私は、昔、綾子刀自の娘盛りの時代を妙なことで能く知っている。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
しかし阿母さんや兄さんがこういう風変りであるので、娘盛りのお玉さんにも親しい友達はなかったらしく、麹町通りの夜店をひやかしにゆくにも、平河天神の縁日に参詣するにも、お玉さんはいつも阿母さんと一緒に出あるいていた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
娘盛りの彼女は、特別なアクセサリーをつけなくても、その存在だけで周囲を明るく輝かせる。
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「若い頃は私も娘盛りでね、この界隈ではちょっとした有名人だったのよ。」とお婆さんは微笑んだ。
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人生の娘盛りの時期を、将来のために勉強だけに費やすのは、少しもったいないような気もする。
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