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つわる

つわる
動詞-四段-ラ行-古典動詞-自動詞
1
標準
to bud
文例 · 用例
けれども、多少、てれる、この感触は、いつわることができない。
太宰治 多頭蛇哲学 青空文庫
急峻な登りを行く、雲は赤石山を包み隠して、西南にその連嶺の西河内岳の一角を現わした、さすがに富士山のみは、深くまつわる山を踏み踰えて、ひとり高く半天に立っている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
この花嫁の花婿であったところの老学者の記憶には夕顔の花と蛾とにまつわる美しくも悲しい夢幻の世界が残っている。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
しかしどういうものかそれ以来その某国のスパイらしいものがB教授の身辺に付きまつわるようになった、少なくもB教授にはそういうふうに感ぜられたそうである。
寺田寅彦 B教授の死 青空文庫
山の頂上は俗に見晴らし富士と呼んで、富士を望むによろしいと聞いたので、細い山路をたどってゆくと、裳にまつわる萩や芒がおどろに乱れて、露の多いのに堪えられなかった。
岡本綺堂 秋の修善寺 青空文庫
また、彼女が意識的に彼を誘惑したので無いとすれば、そう思いこむことは、そんなに自らをいつわることにならなかった筈と思われる。
織田作之助 ひとりすまう 青空文庫
二十二歳をむかえたときの三郎の嘘はすでに神に通じ、おのれがこうといつわるときにはすべて真実の黄金に化していた。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
けれども私は、自身の感覚をいつわることができません。
太宰治 「晩年」に就いて 青空文庫
作例 · 標準
春になり、草木がつわり始めた。
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桜の蕾がつわり、開花を待つばかりとなった。
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古い歌に「梅のつわる季節」という一節がある。
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2
標準
to have morning sickness
作例 · 標準
妻は子を宿し、しばらくの間つわりていた。
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彼女は体が重く、つわりて食事も喉を通らないと訴えた。
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古典文学には、つわる女性の様子がしばしば描かれている。
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3
標準
to rut
作例 · 標準
秋が深まり、鹿がつわり始めた。
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この時期の山では、雄鹿がつわる声がよく聞こえる。
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発情期に入り、動物たちがつわる様子が観察された。
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つわる(つわる) — 幻辞.com