積み取り
つみとり
名詞
標準
文例 · 用例
万寿丸は別に錨を巻いて逃げるほどのことはないが、石炭積み取りの艀船は波で来られないという、はなはだじれったいあいまいな日が三、四日続いた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
今一度長崎へ帰って、風を見てから積取りに来いと云って、千六と船頭を卸すと、和蘭船はその夜のうちに、白泡を噛む外洋に出て行ってしまった。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
「国道開たく工事」「灌漑工事」「鉄道敷設」「築港埋立」「新鉱発掘」「開墾」「積取人夫」「鰊取り」――殆んど、そのどれかを皆はしてきていた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
積取人夫は蟹工船の漁夫と似ていた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
またここに溜っている藁灰も要るのだが、(わたしどもの村では飯を焚く時藁を燃料とするので、その灰は砂地の肥料に持って来いだ)わたしどもの出発|前に船を寄越して積取ってゆく。
— 魯迅 『故郷』 青空文庫