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我執

がしゅう
名詞
1
標準
egotism
文例 · 用例
AはBの百倍の理性を持つてゐても、AはまたBの百五倍の我執を持つてゐれば、AはBより「所謂感情的」である)。
中原中也 我が詩観 青空文庫
宿河原のぼろぼろの仇討決闘の話でも、我執無慙を非難すると同時にまた「死を軽くして、少しもなづまざるかたのいさぎよさ」を讃えている。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
それを通り越して来たものは人力の如何ともすべからざること、人力以上のもののあること、それらを体験的に弁えた人であるが故に、我執も除かれ、万事、実相に明らかな眼で誰人とも応酬出来る。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
四 さるほどに蝦蟇法師はあくまで老媼の胆を奪いて、「コヤ老媼、汝の主婦を媒妁して我執念を晴らさせよ。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
父といふ人は、強慾で、そして我執の念の強い、飽迄も物質|慾の旺んな人物であツたらしい。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
神を恐れぬこの傲慢、痴夢、我執、人間侮辱。
太宰治 女の決闘 青空文庫
しかし、Yの持つて生れた度外れの気位と我執の性質から、たうとう長上と衝突して途中で辞めて仕舞つた。
岡本かの子 過去世 青空文庫
雪子はふと、母もなく我執の父の下に育つて、情のしこつた弟息子の親への甘えごころが、兄へかうも変つた形を採つて現はれるのではないかと気がついた。
岡本かの子 過去世 青空文庫
作例 · 標準
我執を捨てて周囲の率直な意見に耳を傾けることで、停滞していた開発プロジェクトがようやく動き出した。
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自分の正しさを証明しようとするあまり、彼の議論の進め方には強い我執が透けて見えていた。
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仏教の修行では、あらゆる苦しみの根源は自己に固執する我執にあると説かれている。
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