言い淀む
いいよどむ
動詞
標準
文例 · 用例
(間の悪気に言い淀む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(疑念を挟むらしき姉の目付を見て言い淀む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
どこぞ急用でもあったのかい」「いえ――急用でもなかったんですが」と相手は少々言い淀む。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
あとで、そっと拭いて置きましたが、なかなか取れそうもありません」「成程、階子段の油は、外から入った者の仕業じゃ無い」「それから――」 お通は言い淀むのです、何んかしらこの女は、重大な鍵を握っているに違いありません。
— 人違い殺人 『銭形平次捕物控』 青空文庫
それを変なところで役に立てはしないかと、ビク/\して居りましたが――」 平次は言い淀むのです。
— 群盗 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「お友達が門のところに待っていますし、土曜日ですから、つい……」 とお母さんが言い淀む。
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
「先生」 と吉岡先生のお顔を拝借して、「今日は久保田先生が三時間目を休んで下さいますから、先生も四時間目を……」 と言い淀む。
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
サーちゃんは、話し終ると、ソワソワした声で、「ねえ、先生」 言い淀むのに、「なアに」「ここへ瓶口さん、来なかったかしら」「さあ、僕も今来たところで……」 それを証明するごとくに、注文のコーヒーが来た。
— 高見順 『如何なる星の下に』 青空文庫