申し送り
もうしおくり
名詞
標準
message
文例 · 用例
それだのに、咲耶媛だけをおとめになつて、石長媛をおかえしになったうえは、あなたも、あなたのご子孫のつぎつぎのご寿命も、ちょうど咲いた花がいくほどもなく散りはてるのと同じで、けっして永くは続きませんよ」と、こんなことを申し送りました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
そは友人板垣伯より貴嬢の志望を聞きて感服せり、不肖ながら学資を供せんとの意味を含みし書翰にてありしかば、天にも昇る心地して従弟にもこの喜びを分ち、かつは郷里の父母に遊学の許可を請わしめんとて急ぎその旨を申し送り、倉皇土倉氏の寓所に到りて、その恩恵に浴するの謝辞を陳べ、旅費として五十金を贈られぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
その夜十時頃までも稲垣は帰り来らず、もはや詮方なしとて、それぞれ臥床に入りしが、妾は渡韓の期も、既に今明日に迫りたり、いざさらば今回の拳につきて、決心の事情を葉石に申し送り、遺憾の念なき旨を表し置かんと、独り燈下に細書を認め、ようよう十二時頃書き終りて、今や寝に就かんとするほど、稲垣は帰り来りぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
予よりは隠すべきにあらねば当時の境界を申し送り、人世を以て学校とすれば書冊の学校へ入らずも御心配あるなと、例の空想に聊か実歴したる着実らしき事を交えて書送りたり。
— 饗庭篁村 『良夜』 青空文庫
信長は今川に使者をだし、今後斯波氏を立てて尾張の大守とするから、三河も吉良を大守とたて、両家のヨシミを結びたいと申し送り、今川の同意を得た。
— 坂口安吾 『梟雄』 青空文庫
宮内大臣もそれを諒とせられ、だんだん日本軍の進むに従って出先の山懸参軍にその事を申し送り一切経収容のことを希望された。
— 高楠順次郎 『東洋文化史における仏教の地位』 青空文庫
作例 · 標準
夜勤の看護師に患者の申し送りをした。
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重要な申し送り事項があるので、メモを取ってください。
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彼は引き継ぎの申し送りを丁寧に行った。
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標準
handing over (to a successor)
作例 · 標準
彼は定年退職に伴い、後任への申し送りを行った。
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部長は異動前に、課長に全ての業務の申し送りをした。
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申し送りが不十分だったため、業務に支障が出た。
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