拗れ
こじれ
名詞頻度ランク #37843 · 青空 3 例
標準
complications
文例 · 用例
記の此処の文が妙に拗れて居るので、清宮秀堅は、将門の妻は殺されたのでは無くて上総に拘はれたので、九月十日になつて弟の謀によつて逃帰つたといふ事に読んでゐる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
もちろん今までわたくしが意識して故意にしたつもりのものとては一つもありませんですけれども、東京で池上と交際えばその青年を妙な神秘憧憬病患者のようなことにしてしまうし、それをそのまゝ置いて、こんな風に旅出の日数を重ねたら、一層彼は拗れるに決まっているのに、ついと旅出をしてしまったのです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そして富岡先生は常に猛烈に常に富岡氏を圧服するに慣れている、その結果として富岡氏が希望し承認し或は飛びつきたい程に望んでいることでも、あの執拗れた焦熬している富岡先生の御機嫌に少しでも触ろうものなら直ぐ一撃のもとに破壊されて了う。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
小児というものは、その時の調子でひょいと拗れることがあるもんですよ。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
そして円みを作って拗れながら流れている激しい水の中を眼にもとまらず敏捷に泳ぎ渡る。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
記者も初め遠くから見た時は、大昔の美津良式を復活させたものかと思ったが、近付いてよくよく見ると、髪毛とは全く別の感じを持った黒い固まりなので腹の皮が拗れた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
知ってゐやる通りの、執拗れた、此罪深い心を、神樣に赦して貰ふため、いろ/\とお祷をせねばならぬ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
「正義」の大商人ウヰルソン氏なぞ、よく気を注けないと、兎のやうな耳朶を拗れる程引張られるかも知れないて。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
些細な誤解から始まった喧嘩が、感情の拗れによって修復不可能になった。
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交渉の途中で第三者が介入したことで、事態にさらなる拗れが生じた。
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風邪を放置したせいで肺炎を併発し、病状に大きな拗れが出てしまった。
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