手慰み
てなぐさみ
名詞
標準
fingering an object (in killing time)
文例 · 用例
そうして、鋼鉄製あるいはジュラルミン製の糸車や手機が家庭婦人の少なくも一つの手慰みとして使用されるようなことが将来絶対にあり得ないということを証明することもむつかしそうに思われる。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
へい、実は、少々御法度の、へい、手慰みを遣らかしておりましたんで。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
そこで旦那、共喰の手慰み、鉄拐博奕を切ッつけやした。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
老人がこのポーズを取ったあと、口振りとはおよそちぐはぐの恨めしそうな白眼でちろりとわたしの方を見て、それからもぞ/\と身体をわたしと反対の方へいざり向け、何やら覚束なく手慰みの細工仕事に向うそのうしろ肩の寂しさ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その連中には女でも手慰みをする者がありますからね。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
七助はまだ十九の若い者であるので、村の若い者たちはそこをいい遊び場所にして、毎晩のように寄りあつまって馬鹿話に夜をふかすばかりか、悪い手慰みなどもするという噂であったが、主人の茂右衛門は別に咎めもしないで捨てて置いた。
— 小女郎狐 『半七捕物帳』 青空文庫
彼等の百姓仕事といふのは手慰みの程度であり、彼等はほかに食ふ手段を持つてゐたのであるから。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
屋敷は広く俺は浪人、そこでわる共が集まって来て、手慰みをやっているというものさ。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
作例 · 標準
退屈しのぎに、机の上のペンを手慰みでいじっていた。
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彼女はいつも考え事をするとき、髪を手慰みのように触っている。
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喫茶店で時間を潰すため、スマホを手慰みに眺めていた。
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標準
gambling
作例 · 標準
休日の午後は、小さな賭け事で手慰みをするのが彼の習慣だ。
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彼はパチンコを手慰み程度の娯楽と割り切って楽しんでいる。
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仲間内で手慰みに花札をするのは、昔からの楽しみだ。
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