鯉のぼり
こいのぼり
名詞頻度ランク #39347 · 青空 23 例
標準
koinobori
文例 · 用例
――風車めぐる草家は鯉のぼり吹きこそあがれ、ここかしこ、里の女は山梔の黄にもまみれて糯や蒸す、あやめ祭のいとなみに粽まく夜のをかしさか、頬にも浮べてわかうどは水に夕の真菰刈、いづれ鄙びの恋もこそ。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
その二 濡れた鯉のぼり 前のパラソル事件以来、私はピッタリと盃を手にしなくなった。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
それは一種の新聞記者本能で、あの墓原の鯉幟が、何かしら面白い記事になりそうに直感されたからでもあったろう……が……一方から考えるとこの時既に、アノ鯉のぼりが象徴している不可思議な、悪魔的な魅力が、グングンと私の心を引き寄せていたのかも知れない。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
ルルが是非とも、それを実験して見たいと云ふので、僕は捕虫網を五月の鯉のぼりのやうに軽く打ち振ると、風船虫の群はまるで大鯨に呑まれる小魚のやうに、網の胴なかに吸ひ込まれました。
— 牧野信一 『サンニー・サイド・ハウス』 青空文庫
日本の伝統的な良さを洋画に新しくとりいれるといへば、富士を描き、鶴や、鯉のぼりを描く努力を払う、それも悪くはないが、富士を描くことが伝統の継承でもない新しい努力でもない、同時にこれを洋画のテーマからとりのぞくことまた一層消極的である。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
山のみどり、鯉のぼりのへんぽん、蛙げろ/\。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
湯田競馬、追加一句・勝つてまぶしく空へ呼吸してゐる・誰も来てはくれないほほけたんぽぽ・爆音はとほくかすんで飛行機・ふるさとの学校のからたちの花・ここに舫うておしめを干して初夏の風・晴れて帆柱の小さな鯉のぼり・暮れてなほ何かたたく音が、雨がちかい・ひとりたがやせばうたふなり(ナ) 四月廿四日 晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
色も線も細かい、彫りも中々にいい、四月末の空の中に美しく建つその屋上には鯉のぼりが二つへんぽんと泳いでいた。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
作例 · 標準
子供の日に、庭に大きな鯉のぼりを立てた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
空を泳ぐ鯉のぼりを見ると、春の訪れを感じる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔ながらの風景に、色鮮やかな鯉のぼりがよく映える。
幻辭AI · gemini-2.5-flash