金の卵
きんのたまご
表現名詞
標準
golden child
文例 · 用例
鵞鳥は純金の卵を生む。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
そしてこのアシストにとっての金の卵、売れる本の書き手は、一貫してアメリカのソフトウエア開発会社だった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
さらに日本のソフトウエア出版社としてのアシストは、昨日まで金の卵を生むニワトリだったアメリカのソフトウエア産業がどうしてもこれ以上卵を生まなくなったとすれば、活力のある次の書き手を日本国内に求める手がある。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
古ギリシアやインドの創世紀は金の卵に始まり、世界は金の卵より動き始め、動くは善の原則たり、光明あり労働し利世する日は金の卵に生ず、故に一日の始めに卵を食うは吉相で、ラテン語の諺にアブ・オヴォ・アド・マルム(善より悪へ)というはもと卵より林檎への義だ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
何に致せグベルナチス伯の言のごとく、世界は金の卵から動き始める理窟だから、金の卵の噺から書き始めようとしても、幾久しく聞き馴れた月並の御伽噺にありふれた事では面白からず、因って絶体絶命、金の卵の代りにキンダマ譚からやり始める。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
けだし金の卵とキンダマ、国音相近きを以てなるのみならず、梵語でもアンダなる一語は卵をも睾丸をも意味するからだ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
戦争が始まる前は、神戸の微々たる貿易商であったのが、偶々持っていた一|隻の汽船が、幸運の緒を紡いで極端な遣繰りをして、一隻一隻と買い占めて行った船が、お伽噺の中の白鳥のように、黄金の卵を、次ぎ次ぎに産んで、わずか三年後の今は、千万円を越す長者になっている。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
紅き光のきらめくは標柱の上、大圓柱の上、晝なほ燃えて、巨大なる黄金の卵子の如し。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
標準
golden egg
ウィキペディア曖昧さ回避
金の卵(きんのたまご) 未成熟だが、高い潜在的能力をもつもののたとえとして用いられる比喩的表現。 金の卵 (労働者) - 日本の昭和時代(戦後期)に高度経済成長を支えた若年(中卒)労働者。しばしば「団塊の世代」との関連で語られる。集団就職参照。 金の卵 (イソップ寓話) - イソップ寓話の一つ。ガチョウと黄金の卵参照。 金の卵 (吉本新喜劇) - 吉本新喜劇における、「金の卵オーディション」に合格した座員。 金の卵 (映画) - 1952年の日本映画。 金のたまご - TBS系列で1997年(平成9年)7月3日 - 9月18日に放送されたテレビドラマ。 きんのたまご - 和六里ハルによる日本の漫画作品。
出典: 金の卵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0