狂言座
きょうげんざ
名詞
標準
place on bridge passageway next to the rear of a noh stage (where the interlude kyogen actors wait)
文例 · 用例
かつて夏目漱石、森鴎外、坪内逍遥と、大きな名をならべて、過分な幸福を授けてくださった、あたしたちの「狂言座」の三先生は、坪内先生を失って、もうみなこの世に在さずなってしまった。
— ――私と坪内先生 『古い暦』 青空文庫
これが動機となって菊五郎一門の、新しい劇研究の「狂言座」を結成した。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
浦島は六代目菊五郎、狂言座第一回を帝劇で開催するときだった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
「こんど、菊五郎と、狂言座という研究劇団を組織して、帝劇で、坪内先生の楽劇『浦島』をやらせて頂けるので、浜子さんに、箏を引受けてもらいたいので――」と、私は説明して、「やってもらえるか、もらえないか。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
」 大正三年の二月、狂言座は、夏目漱石、佐佐木|信綱、森鴎外、坪内|逍遥、という大先輩の御後援をいただいて、鴎外先生は新たに「曾我兄弟」をお書き下さるし、坪内先生は、「浦島」の中之段だけ、めちゃくちゃにいじるのを御寛容くださるし、松岡映丘氏は、後景、衣装を全部引きうけ、仲間になって下さった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
彼女ももうだいぶ年もとったし、震災にもあったりして、気が練れて来たので、「あたくしは、狂言座で、『浦島』を作曲させて頂きました、荻原浜子でございます。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
作例 · 標準
能舞台の裏手、橋掛かりの脇にある「狂言座」で、間狂言の役者たちが次の出番を待っていた。
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劇評家は、狂言座の設えが舞台の雰囲気にどう影響するかを分析した。
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「ここが狂言座だ。静かに待機するように。」と、舞台監督が若手俳優に指示した。
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