手待ち
てまち
名詞
標準
waiting move
文例 · 用例
新聞記事は例によってまちまちであって、感傷をそそる情的資料は豊富でも考察に必要な正確な物的資料は乏しいのであるが、内務省警保局発表と称する新聞記事によると発火地点や時刻や延焼区域のきわめてだいたいの状況を知ることはできるようである。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
下女が風邪でも引いてまちがえて入れたんだ。
— 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 青空文庫
下女が風邪でも引いてまちがへて入れたんだ。
— 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 青空文庫
もし職人のかわりにその仕事をさせてもらえるなら、どんなに子どもたちは手ぎわよく、一つとしてまちがいを起こさないで仕事をやってのけたことだろう。
— 新美南吉 『空気ポンプ』 青空文庫
途中、傘なくしてまちの家の軒下に雨宿りしている冠氏の姿を認めた。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
東京に出てからは、朝比奈泰彦教授の引合せで久内清孝君を識ることが出來、僕の植物採集は始めてまちやうになりかけ、學生を使嗾して一緒に採集に出かけたりしたが、一つは年齡のゆゑ、後には時勢のゆゑで、折角の樂しみは成育を礙碍せられた。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
やれやあ引、さの、せえい、せえい、せえええい、三浦三崎は女の夜業、男|後生楽寝てまちる、ようい、ようい、よやさのせえい。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
ところが、あくる朝、店のものが戸をあけますと、犬は、もうとくから外へ来てまちうけていたように、ついと店へはいって、うれしそうに尾をふって肉屋のひざにとびつきました。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
作例 · 標準
囲碁で、相手の出方を伺う手待ちの一手を選んだ。
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彼は将棋の終盤で、巧妙な手待ちを仕掛けてきた。
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手待ちをすることで、相手にプレッシャーを与えることができる。
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