目蔭まかげ名詞1標準文例 · 用例2薔薇色ごろも靡けたる朝の童女はなやかに、曙の戸をひきはづし、天の榮をかたむけて、注ぐや黄金、しろ金の照の亂れをもろ肩に、やをら國見の目蔭して、遠方の空を眺むれば、天そそり立つ大峰や、また峰中の山ぞひに、風は疾渡り駈けめぐり、玉置山のかなたよりさと身隱れて眞下りに吹きおろすらむ熊野浦。— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫