関的
かんてき
名詞
標準
文例 · 用例
主観と客観は、主観なくして客観なく、客観なくして主観なく、相互に予想し合い、相関的であるといわれている。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
しかしながら両者の関係をただ相関的であるというのは不十分である。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
存在の組織――アリストテレスのいうτ――は、最も原始的には、それらの全体を構成する契機であるところの、人間の存在と自然の存在との動的双関的統一のうちに横たわっている。
— 三木清 『マルクス主義と唯物論』 青空文庫
これ等の条件の及ぼす力は一方的でなくて相関的なのである。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
私は作家として、やはり作家の責任というものを感じ、その面との相関的なものとしてでなくては云えません。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
少くとも作者の洞察の前では、水道を切られている日蔭の町の居住者達の存在が社会的相関的に見とおされている上で、農村の蹂躙が語られるべき現代であると思う。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
文化の相関的一翼として文学においてもこの現象は今日あきらかに現れている。
— 宮本百合子 『作家のみた科学者の文学的活動』 青空文庫
つまり孤立的な静的な自我の意識でなく、全体的綜合のうちに自らを意識し、全体的環境の発展とともに自我を新しく構成し創造して行くことを希う相関的、能動的自我の意識である。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫