荘左
しょうひだり
名詞
標準
文例 · 用例
通称は荘左衛門であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
)と菊弥は、抑え付けられた下から刎返そう刎返そうと※きながら、(烈士、別木荘左衛門の一味、梶内蔵丞の娘の自分が、こんな盗賊に!
— 国枝史郎 『鸚鵡蔵代首伝説』 青空文庫
父は梶内蔵丞と云い、承応元年九月、徳川の天下を覆そうとした烈士、別木荘左衛門の同志であった。
— 国枝史郎 『鸚鵡蔵代首伝説』 青空文庫
しかし伝うるところによれば、この人の病気は、天刑病ではなく、やや悪質の脱疽に過ぎなかったということであり、そうしてこの人は、やはり、別木荘左衛門一味の同伴者であり、お篠を娶ったのも、お篠が、別木党の、梶内蔵丞の娘であることを知っていたからだということである。
— 国枝史郎 『鸚鵡蔵代首伝説』 青空文庫
二 木場の旦那衆で、上州屋|荘左衛門が死んだのは、もう半歳も前のことですが、その蓄財――どう内輪に見ても、三万両や五万両はあるだろうと思われたのが、不思議なことに、どこを探しても小判一枚出て来なかったのです。
— 北冥の魚 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「それが、そのひらめなんで」「ひらめじゃない日比魚だろう」「なんだか知らねえが、死んだ荘左衛門の手文庫の中に、この三字が書いて封じたのが入っていましたよ。
— 北冥の魚 『銭形平次捕物控』 青空文庫
そいつは俺にも解りそうもないが、上州屋の名は何とか言ったな」「荘左衛門でございます。
— 北冥の魚 『銭形平次捕物控』 青空文庫
四角な字を読むのが好きで、詩とか五とかを作って、逍遥軒と名乗ったそうで――」「逍遥軒荘左衛門か。
— 北冥の魚 『銭形平次捕物控』 青空文庫