直話
じきわ異読 ちょくわ・じきばなし
名詞動詞-サ変
標準
one's own account (of something)
文例 · 用例
此は私の内へ來て(久保勘)と染めた印半纏で、脚絆の片あしを擧げながら、冷酒のいきづきで御當人の直話なのである。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
左はその直話である。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
日露戦争の時の如き、福岡聯隊の依頼に応じて、露西亜の俘虜の中でも一番強力な暴れ者を猫の前の鼠の如くならしめたという怪力、怪術無双の変り者で、筆者ともかなり心安かったので自然この話を同氏の直話として洩れ聞いた訳である。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
翁の養子になっていた梅津利彦氏(現牟田口利彦氏)などは遠方の中学校へ行くために早く起きようとすると、早くも翁の足踏の音が舞台の方向に聞こえるので、又夜具の中へ潜り込んだという利彦氏の直話である。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
木村は河野と往復した書簡及びその直話を筆記して、「至道物語」と云う一篇の書を作ってこれを宮地翁に送って来た。
— 田中貢太郎 『神仙河野久』 青空文庫
インドの虎狩人の直話をワルハウス筆して曰く、コイムバトール地方を永い間侵して人多く殺した一虎を平らげんとて懸賞したが、誰も討ちおおせなんだ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
―― これから秋庭君の直話を殆どそのままであると云って可い。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
この人物が、四十を過ぎて、まのあたり、艶異、妖変な事実にぶつかった――ちと安価な広告じみますが、お許しを願って、その、直話をここに、記そうと思う。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
作例 · 標準
部下は、社長に直接、改善点を直話で伝えた。
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