文数
ぶんすう
名詞
標準
文例 · 用例
帽子のサイズのレコード保有者は必ずしも足袋の文数のレコードをもっていると限らない。
— 寺田寅彦 『記録狂時代』 青空文庫
その二百九十一 わたくしは上に柏軒の妻狩谷氏俊が、安政乙卯の地震の時、中橋の家より湯島なる兄|懐之の家へ避難した記を抄し、因に俊が遺文数種の事を言つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
天文地文数学などに極めて造詣の深かった亜剌比亜人の建築物だけに、何処も彼処も幾何学的に、それでいて如何にも装飾的に、出来ているのでございます。
— 国枝史郎 『西班牙の恋』 青空文庫
然るに、その生産額たるや、はるかに註文数量を下廻つて、主要産地たる静岡県の如きは、全村を挙げて椎茸速成栽培に打ち込んでゐるところがあり、近頃の新聞の文句をかりれば、うれしい悲鳴が到るところであがつてをります。
— 岸田國士 『椎茸と雄弁』 青空文庫
僕は試みにその文数を計って見ましたが、十文の足袋と同じ大きさでした。
— 江戸川乱歩 『何者』 青空文庫
奴は自分の足袋の文数から考えて、自分より背の低い甲田君がまさかそれより大きい足袋を穿く筈がないと信じ切っていた為に、この滑稽千万な錯誤が生じたのかも知れませんね」「証拠の羅列はもう沢山です」弘一君が突然、イライラした調子で叫んだ。
— 江戸川乱歩 『何者』 青空文庫