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ペッペッ

ペッペッ異読 ぺっぺっ
副詞-と
1
標準
spitting (repeatedly)
文例 · 用例
――いまこの数寄屋へ入ると同時にハッと思ったのは、大坊主が古行燈の灯を銀の俵張の煙管にうつして、ぷかぷかと吹かしていた処、脂を吸ったか、舌打して、ペッペッと憚らず蚊帳に唾を吐いた。
泉鏡花 露萩 青空文庫
むかし「望郷」という仏蘭西映画にペペ・ル・モコという異色ある主人公が出て来たが、そのペペをもじったのか、それとも、ペッペッと唾を吐く癖からつけたのか。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
そして、長いあいだ、さんざ苦労をしたあげく、のどからやっと口までうち出したたんを、ポケットに入れて持っている新聞紙のたたんだのの中へ、ペッペッとはきこみ、その新聞紙を、まただいじそうにポケットにしまうのである。
新美南吉 青空文庫
汗と脂がアバタの穴についたその寝顔は、いかにも醜悪であったから、木鼠胴六は、「何てきたねえアバタ面だ」 と、ペッペッと唾を吐き散らし、わざとらしく嘔吐を催した振りをしながら、佐助の懐中をさぐったが、鐚一文も出て来なかったので、呆れかえってしまった。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
」 ペッペッと、右の手に唾を掛けて、げっぷをしていた。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
彼は蓄音機という綽名を持ち、一年三百六十五日、一日も欠かさず、お前たちの生命は俺のものだという意味の、愚劣な、そしてその埋め合わせといわん許りに長ったらしい、同じ演説を、朝夕二回ずつ呶鳴り散らして、年中声が涸れ、浪花節語りのように咽を悪くし、十分毎にペッペッと痰を吐き散らしていた。
織田作之助 昨日・今日・明日 青空文庫
その日、私は初めて見るその物すさまじい天候に呆気に取られて、運動場の界の、丈の高いポプラの梢が、その白い埃の霧の中に消えているあたりを眺めながら、直ぐにじゃりじゃりと砂の溜ってくる口から、絶えずペッペッと唾を吐き棄てていた。
中島敦 虎狩 青空文庫
成程、私が唾を吐くのは確かに空中の埃のせいではあったが、そういわれて見ると、また先程の「天|勾践を空しゅうする勿れ」の恥ずかしさや、一人ぼっちの間の悪さ、などを紛らすために必要以上にペッペッと唾を吐いていたことも確かに事実のようである。
中島敦 虎狩 青空文庫
作例 · 標準
ペッペッ、なんだこの苦い薬は!」と、子供が口に入れたシロップを吐き出した。
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スイカを食べながら、種を庭の隅にペッペッとはき出すのが夏の楽しみだ。
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ペッペッ、砂が入っちゃったよ」と、海辺で遊んでいた少年が顔をしかめた。
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