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浮き出す

うきだす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
1
標準
to surface
文例 · 用例
……彼の行く手のギラギラとゆらめく光りの中に、ともすれば眼の大きい、唇の小さい、ふっくらした彼女の顔が、白い歯を輝かして浮き出すのであった。
夢野久作 童貞 青空文庫
桜田見附から日比谷へ行く濠の底に大きい亀が棲んでいたということで、この亀が浮き出すと濠一杯になったと言い伝えられています。
岡本綺堂 江戸の化物 青空文庫
向うには、一本松あたりの人家が樹立に混つて湖の上に浮き出すやうになつてゐた。
田山録弥 船路 青空文庫
青白い、何方かと言へば丸顔の美しい顔が浮き出すやうに薄暮の海岸の空気の中に見えてゐたことを思ひ起した。
田山録弥 波の音 青空文庫
御用邸を中心に海岸一帯の別荘は、赤い屋根、白い屋根、とりどりに浮き出すように、まぢかに見えた。
菊池寛 第二の接吻 青空文庫
今まで最早香潮が上がって来るか、最早美留藻が浮き出すかと、一心に海の面を見つめていた親や身内の者共は、最早いよいよ二人共に、死んだものと諦めるより他に、仕方がなくなりました。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
路傍の小さな草の影もおびただしく長く、東方の丘陵は浮き出すようにはっきりと見える。
田山花袋 一兵卒 青空文庫
小川屋に弁当と夜具を取りに行った小使が帰って来たのだと思っていると、夕闇の中から大きな夜具を被いた黒い影が浮き出すように動いて来て、そのあとに女らしい影がちょこちょこついて来た。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
to stand out (e.g. against a background)
作例 · 標準
例句
浮き出す(うきだす) — 幻辞.com