切りつける
きりつける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to cut at
文例 · 用例
どちらが悪いとかいいとか」「ええ、内匠頭の短慮と吝嗇はよく知っていますが、殿中で切りつけるには、よくよく堪忍のできぬことがあってのことだろうというので、やはり同情されています。
— 菊池寛 『吉良上野の立場』 青空文庫
と、抜打ちに死骸に切りつけると、大ドロあって、浪幕の間より、代りの戸板が差し出されて、骸骨を載せたまま、本水の中を花道指して流れ行くのであった。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
そして、たぶん切りつける所作の拍子に、逢痴の咽喉を刺したのかも知れませんよ。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
主人が刀を抜いて切りつけると、女は走つて海へ飛びこんだ。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫
額ざまに切りつけるぞ――。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
女はすかさず、「そんな忘れっぽい人に、いくら実をつくしても駄目ですわねえ」と嘲けるごとく、恨むがごとく、また真向から切りつけるがごとく二の矢をついだ。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
どうか、そんなことをおっしゃらないで……」 茜さんは、切りつけるような調子で、「結構よ。
— 蘆と木笛 『キャラコさん』 青空文庫
と、叫んで切りつける) この通りにやったのです。
— 酒井嘉七 『撮影所殺人事件』 青空文庫