鏖
鏖
名詞
標準
文例 · 用例
過激派討伐を命ぜられた限り、出来るだけ派手な方法を以て、そこらへんにいる、それに類した者をも鏖にしなければならない。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
パルチザンを鏖にしてしまうんだ!
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
その何だ、ハイカラな叔母なんぞを血祭りに、家中|鏖殺に願いたい。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
』と艦上の速射砲に眼を注いで『今は無上に愉快な時だぞ、今一層の望みには、新に鑄へた此速射砲で、彼奴等惡つくき海賊共を鏖殺にして呉れんに。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
鏖殺さるべき運命を享受する位置に立つのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
自分に有理有利な口実があって、そして必勝|鏖殺が期せるので無ければ、氏郷に対して公然と手を出すのは、勝っても負けても吾身の破滅であるから為す術は無かった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
今朝ラファエレに聞くと、「あの薬は使い方一つで、一家|鏖殺位、訳なく出来る劇毒薬で、昨夜は少し利き過ぎなかったかと心配した。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
村田嘲笑って曰く、「ひとつ官軍の奴共を、この狭隘の地に引入れて、鏖にして見せるかな」と。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫