目代
もくだい
名詞
標準
文例 · 用例
氷三貫目代の損であった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
松坂では殿町に目代岩橋某と云うものがいて、九郎右衛門等の言うことを親切に聞き取って、綿密な調べをしてくれた。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
松坂の目代にこの顛末を聞いた時、この坊主になった定右衛門の伜亀蔵が敵だと云うことに疑を挾むものは、主従三人の中に一人もなかった。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
中幕は左団次の出しもので「鳥目の上使」であったが、その二番目代りに上演された「お染久松」の質店は面白かったと覚えている。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
かく一藩が党派を分かち、争闘を事とし、しばらくも鎮静する時のなかったため、松平|大炊頭(宍戸侯)は藩主の目代として、八月十日に水戸の吉田に着いた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
あちらへ一緒に行く人のことも頭痛の種で、あすこだって私には目代りになってくれる人がいるのですものね。
— 一九四二年(昭和十七年) 『獄中への手紙』 青空文庫
これはまだ十五六歳の少年で、商売にも馴れず、まだ店の品目代価さえも覚えないくらいの新参であったが、現に前の店員よりも好成績を得ている。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
その間に水戸様では内輪もめだ、諸生組の御家老連またぞうろう首を斬られて水戸へ下って、お世つぎをトッコに取って水戸城籠城と来た、これを圧えにお乗り出しが宍戸の殿様は松平頼徳侯、水戸様お目代として進発あり。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
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目代(もくだい)とは、日本の平安時代中期から鎌倉期に、遙任国司が現地に私的に代官として派遣した家人などの代理人のことである。眼代(がんだい)とも。
出典: 目代 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0