中門廊
ちゅうもんろう
名詞
標準
corridor connecting an annex to a pond-side building (in traditional palatial-style architecture)
文例 · 用例
さすれば、大詰めの「鎌倉御所中門廊」の中程から、幕切れに出て来るだけになります。
— 折口信夫 『芝居に出た名残星月夜』 青空文庫
過ぎたるは、猶及ばざるが如しで、中門廊の場の、随身に裾をとらせての登場・退場など、此が、頼朝と、政子との間の子だらうか、と思はれる位でした。
— 折口信夫 『芝居に出た名残星月夜』 青空文庫
かくて貴族の家々に中門の構造が必須條件となり、中門廊に宿直人を置いて、主人の居處を守ることになる。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
そして中門廊まで来ると、太傅の許靖が、彼方から色を変えて急いでくる。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
こう御対顔の間は、奏楽も止み、関白ノ内経、諸大臣らは、床のすえにひれ伏し、西と東の中門廊にも、多勢の上達部(上級の公卿)が、御簾揚げわたした辺りの一点を、粛と、見やり奉っていた。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
お耳にだけ入れてくれまいか」 鬼六のねばりに、兵の頭が、中門廊の廂の方へかくれた。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
――そして宵ごろ、おつかれの身を、しばし本殿に憩わせておいでになると、なにか、中門廊の方で、 だ、だ、だ、だ と、あわただしい足音だった。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
主殿の中門廊のほとりに、廊の欄へ寄せて、牛を外した一|輛の女車がすえられてあり、ややはなれた所には、供の人々であろうか、ひれ伏した人影が、すべて声もなく、地へ滅入りこみそうにじっとしていた。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
平安貴族の住まいである寝殿造りには、中門廊が特徴的に見られる。
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中門廊は、庭園の景色を楽しむための空間としても使われた。
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発掘調査により、かつてこの場所には壮麗な中門廊があったことが判明した。
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