水っぱな
みずっぱな
名詞
標準
runny nose
文例 · 用例
」と津田氏は私の笑いを他の事と勘違いしたらしく、「水っぱなみたいな薄いソップの水たきなんざ、恐れ入るからね。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
ただ水っぱなだけは始終出ているが。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
もう誰もいない平坦地には、お父さんが水っぱなをたらして待っていた。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
」お父さんは水っぱなをすゝりながらいった。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
乾燥しきった高山の空気に、さっきまで汗と一緒に流れていた水っぱなが乾き、その一片が鼻毛にこびりついて、オルガンの瓣の役をしていたのである。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
魚が釣れでもするのならば、こいつは悪くないだろうが、ピンともシンとも来ぬ奴を、痩我慢で河岸に頑張っている中に、いつか暮色蒼然、凍えた手で糸を竿から外すと、水っぱながポタポタたれる――こんな真似をしていたが、さて、春ともなれば魚が動くのだ。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
酔うんだったら、そこらのドン百姓なんず、てめえんちの火じろに水っぱなでも垂らして酔ってりゃ、よからず、壮六だか、じんろくだか知らねえが、この――(ガツンと又なぐる)金吾 お前、喜助と言うんか?
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
落語舟徳の若旦那が憧れる川通りの船頭も近頃少なくなって、時代とはいいながら、ジャケツにスキー帽で懐へ懐炉を入れて、客の方へ大きな尻をまともに向け、水っぱなをこすりながら、モーターをクランクしている雇い船頭が多くなった。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
作例 · 標準
風邪をひいて、一日中鼻水が止まらない。まさに水っぱなだ。
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冬の寒い朝は、外に出るとすぐに水っぱなが出てくる。
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「ああ、また水っぱなが出てきた。ティッシュどこ?」
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