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浸出

しんしゅつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞動詞-他動詞
1
標準
infiltration
文例 · 用例
……開けて寝た窓から掛けて、洋燈がそこで消えた卓子の脚を伝って床に浸出す見当で、段々|判然して、ほたりと、耳許で響くかとするとまた幽になる。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
――が、絶えたり続いたりと云うよりは、出つ入りつ、見えつ隠れつするかに聞えて、浸出すか、零れるか、水か、油か、濡れたものが身繕いをするらしい。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
その内に、窓下の点滴が、ますます床へ浸出すそうで、初手は、件の跫音とは、彼これ間を隔てたのが、いつの間にか、一所になって、一条濡れた路が繋ったらしくなると、歩行く方が、びしょびしょ陰気に、湿っぽくなって来た。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
その糠をその儘與へる代りに、糠のアルコール浸出液にして加へると、同樣に有效であることを確かめ、種々の化學的操作を施して、一製品を得、從來未知の成分であることが判つた。
鈴木梅太郎 ヴィタミン研究の回顧 青空文庫
そこで私は糠から採つた「フヰチン」を加へたり、含鐵蛋白質を加へたり、或は糠の灰分を加へて試驗したが、それ等は何等の效果がなく、たゞ糠のアルコール浸出液を加へると、效力があることを觀察し、このアルコール浸出液の成分を研究して、遂に「オリザニン」を見出したのである。
鈴木梅太郎 ヴィタミン研究の回顧 青空文庫
公衆は舞台の上から三つの異つた生命の「浸出」を感受するのであります。
岸田國士 演劇一般講話 青空文庫
しかし、舞台にかけると、いろいろ不利な条件もあることは認めるとしてしかもなほ、戯曲そのものの生命が、どこか稀薄であるか、或は、その生命の浸出のしかたが緩慢で、それを感じとるのに時間芸術としてはやゝ無理な努力がいるのである。
岸田國士 劇文学は何処へ行くか 青空文庫
生命の浸出のしかたが緩慢なのは、観念の沈潜が、快適なリズムの進行を妨げる結果である。
岸田國士 劇文学は何処へ行くか 青空文庫
作例 · 標準
壁のひび割れから水が浸出し、天井にシミができた。
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土壌から有害物質が浸出し、地下水が汚染された。
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浸出液の分析により、原因物質を特定することができた。
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ウィキペディア

浸出(しんしゅつ、英:Effusion)とは、個々の分子が分子同士の衝突なしに穴から流れ出る過程である。穴の直径が分子の平均自由行程よりもかなり小さい場合に起こる。グレアムの法則によると、気体の浸出速度(単位時間当たりに穴を通過する分子の数)は分子量に依存し、低分子量の気体は高分子量の気体よりも速く浸出する。同じ温度の2種類の気体は同じ運動エネルギーを持ち、それぞれの気体の分子速度の二乗平均平方根は、次の等式により計算される。

出典: 浸出 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0