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細面

ほそおもて
名詞名詞-の形容詞
1
標準
slender face
文例 · 用例
「当世顔は少し丸く」と西鶴が言った元禄の理想の豊麗な丸顔に対して、文化文政が細面の瀟洒を善しとしたことは、それを証している。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
お篠さんが紋附の長い裾をひきずって、そのお料理のお膳を捧げて部屋へはいって来て、(すらりとしたからだつきで、細面の古風な美人型のひとであった。
太宰治 チャンス 青空文庫
」 四十前後の、細面の、薄化粧した女中が、どてらを持って部屋へはいって来て、私の着換えを手伝った。
太宰治 青空文庫
細面で痩せぎすな彼女の父は、いつでも青白い不精髯を生やした、そしてじっと柔和な眼をすえて物を見やっている、そうした形でおぬいには思いだされるのだった。
有島武郎 星座 青空文庫
父がまだ達者だったころのもので、細面の清々しい顔がやや横向きになって遠い所をじっと見詰めていた。
有島武郎 星座 青空文庫
黒き毛、白髪の塵ばかりをも交えぬを、切髪にプツリと下げた、色の白い、艶のある、細面の頤尖って、鼻筋の衝と通った、どこかに気高い処のある、年紀は誰が目も同一……である。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
優しいながら、口を緊めて――透った鼻筋は気質に似ないと人の云う――若衆質の細面の眉を払って、仰向いて見上げた二階の、天井裏へ、飜然と飛ぶのは、一面、銀の舞扇である。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 そうした事も、渾名を令夫人などと呼ばるる箇条であろう、柔かな毛皮の襟巻を、雪の細面蔽うまで、深々と巻いている。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
作例 · 標準
彼は透き通るような色白で細面の端正な顔立ちをしており、まるで少女漫画から抜け出してきたようだ。
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江戸時代の浮世絵に描かれている美人の多くは、切れ長の目に細面という特徴を持っている。
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「久しぶりに会ったけど、少し痩せてさらに細面になったんじゃない?」
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