甘酢
あまず
名詞
標準
sweet vinegar
文例 · 用例
鱠は鯉の甘酢、この酢の加減伝授なりと。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
曰く味噌汁、曰く甘酢、曰く椀盛、曰く焼物と。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
いざという時には、甲府行きの汽車にひかれて死ぬ事も賑やかな甘酢っぱい空想。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
私は冷たいその根を噛んでは甘酢つぱい汁を、チユウ/\音をさして吸ふた。
— 伊藤野枝 『日記より』 青空文庫
そこの、腰掛に落着き、卓子に片肱でもたれかかり、甘酢の鶏肉をさかなに、温い真白な濁酒をあおっていると、俺はもう口を利くのも懶くなった。
— 豊島与志雄 『どぶろく幻想』 青空文庫
鰺の酢の物は三枚に卸して塩を振って塩の利いた時分に酢へ十分間ほど漬けて丁寧にすればそれを取出して皮を剥ぎ小骨を抜いて甘酢をかけて山葵を載せて出します。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
甘酢は煮きり味淋へ酢と塩とを加えて醤油を少し落したものです。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
○鰺の姿鮓は小鰺を丸のまま中骨を抜き一塩になし半日ほど置きて一旦酢にて洗いたる後甘酢へ漬おき別に炊たての飯へ酢と塩と砂糖とを適宜に混ぜ堅く握りて前の鰺の腹へ入れ二、三時間押しをして食すなり。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日甘酢について考えている。
甘酢という言葉は日本語で重要だ。
彼は甘酢の意味を理解している。
この文には甘酢が含まれている。