防火用水
ぼうかようすい
名詞
標準
water for fighting fires
文例 · 用例
その水甕は、空襲前から、防火用水を一杯たたえていましたが、終戦後、いつのまにか、逆さに伏せられてしまいました。
— ――近代説話―― 『水甕』 青空文庫
誰かが、人の家の防火用水槽へ、バケツの水をあけてゐるのである。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
たまたま村に防火用水を設置することになり、それは民家の密集地帯に設くべきものであるがために、村民の声は期せずしてマリ子の家を取りこわして設置すべしと決するに至った。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
彼らの処置が一見対敵行為の如く角が立って見えるのは、そもそも防火用水設置に当って小野遺族の住宅に白羽の矢をたてたやり方や、転居先を用意してやらなかったことなぞが、彼らをして敵意をいだかしめる原因をなしているように愚考する。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
たぶん戦争中、防火用水として造ったのだろうと考えて、家主にきいたら、「イエ、池です。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
先年東京大学農学部構内にある防火用水池で、ある実験を行うために、鉄管をさし込んで、それをガンガン叩いてみた。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
作例 · 標準
消火栓や防火水槽は、火災時に防火用水を供給するための重要な設備である。
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「この川の水は、防火用水としても利用できるらしいよ」と、地元の人が教えてくれた。
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大規模な火災に備え、消防署は防火用水の確保と迅速な供給体制の整備に努めている。
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