牧牛
ぼくぎゅう
名詞
標準
pasturing cattle
文例 · 用例
濠に隣った牧牛舎の柵の中には親牛と小牛が四、五頭、愉快そうにからだを横にゆすってはねている。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
牧牛会社の前までくると日が入りかかって、川端の榎の霜枯れの色が実に美しい。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
またロシアのある地方で牧牛が白皚々たる雪の強い光のため眼病を起すのを防ぐとて一種の眼鏡をかけさせた話がある。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
遠くの方にはきらきら光る海峽を背景にして、牧牛の群が靜かに草を食んでゐる。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
牧牛の群は既に影を潜めて、緑の草原の上には日差しが斜めになつてゐた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
平原の一面たる山々の濃淡いろいろなる緑を染め出したる、おそろしき水牛、テヱエルの黄なる流、これを溯る舟、岸邊を牽かるゝ軛負ひたる牧牛、皆目新しきものゝみなりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
されどクルチウスが炎火の喉に身を投ぜし處には、今牧牛の高草の裡に眠れるを見る。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
サモエデスは馴鹿に注意深き余りその灰褐色の浅深を十一、二の別名で言い分け、アフリカのヘレロ人は盛んに牧牛に勤め牛の毛色を言い分くる語すこぶる多く、芝や空の色を一つの語で混じ言うを何とも思わぬが牛の褐色を種別して言い能わぬ者を大痴とす(ラッツェル『人類史』巻一)。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
北海道の広大な草原では、のんびりと牧牛が草を食んでおり、長閑な風景がどこまでも続いていた。
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祖父の代から続く牧牛の仕事を継ぐため、彼は都会の大学を卒業してすぐに実家へ戻った。
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牧牛の健康を維持するために、季節ごとに放牧地を移動させ、質の良い牧草を確保している。
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