脚気
かっけ
名詞
標準
beriberi
文例 · 用例
一兵卒の死の原因にしても、長途の行軍から持病の脚気が昂進したという程度で、それ以上、その原因を深く追求しないで、主人公の恐ろしい苦しみをかきながら、作者は、ある諦めとか運命とかいうものを見つけ出そうとしている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
脚気は戦地病であるが、一兵卒の死だって、もっとその原因を深く追求すれば、憤慨に値することに突きあたらざるを得ないのである。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
同級のI君が脚気で亡くなったので、われわれ数人の親しかった連中でその葬式に行った。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
田山花袋の「一兵卒」は、日露戦争に、満洲で脚気のために入院した兵卒が、病院の不潔、不衛生粗食に堪えかねて、少しよくなったのを機会に、病院を出て、自分の所属部隊のあとを追うて行く。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
重い脚を引きずって、銃や背嚢を持って終日歩き、ついに、兵站部の酒保の二階――たしかそうだったと思っている――で脚気衝心で死ぬ。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
――兄が心臓脚気で寝ていた時のことである。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
ヴィタミンだけでは生きて行かれないが、しかしヴィタミンを欠いだ栄養は壊血病を起こし脚気症を誘発する。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
平太は夏は脚気にかゝり冬は流行感冒です。
— 宮沢賢治 『革トランク』 青空文庫
作例 · 標準
ビタミンB1欠乏による脚気は、現代では予防接種や栄養指導で減っている。
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長期間の偏食で、脚気の初期症状が出始めたらしい。
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病院で脚気と診断され、ビタミン剤の処方を受けた。
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ウィキペディア
脚気 とは、ビタミン欠乏症の1つであり、重度で慢性的なビタミンB1(チアミン)の欠乏により、心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。軽度の場合は、チアミン欠乏症と呼ばれる。
出典: 脚気 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0