逸る
はぐる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to stray from
文例 · 用例
その間子供達を女中の手ばかりに任せておくのは可哀さうでも、心配でもあつたが、私の逸る心はそんな事をかまつてゐられなかつた。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
慶四郎には独創に逸る若い芸術家にままある剛腹の振舞いが多くなった。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
散る氣の習を癒すばかりでは無い、すべて氣の病癖を癒さんとする時は、たとへば偏氣の習を改めんとするのでも、弛む氣の習、逸る氣の習、萎む氣の習等を癒さんとする等の時にも、年の老若に依らず、若し氣を過泄する癖があつたらば、先づ其を改めねばならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
其の他逸る氣の癖であるとか、戻る氣の癖であるとか、暴ぶ氣の癖であるとか、空ける氣の習であるとか、亢ぶる氣の習であるとか、種々の惡い氣の習が有るものであるから、中々以て張る氣をのみ保つて居ることは難いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
張る氣を母氣とすれば、逸る氣は子氣である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
逸る氣は直上して功を急ぐ氣で、枯草|乾柴の火の續かず、飆風の朝を卒へざるが如き者である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
逸る氣で事を做す者は、書を讀めば流るゝ如く、字を作せば飛ぶが如く、一日にして數十卷の書を讀み、千萬字を筆にせんとするが如き勢を做し、路を行けば忽にして山河丘陵をも飛び過ぎんとするが如き意氣を示す。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
併し逸る氣を以て事を做すものの常として必らず疲勞と蹶躓とを得て、勇氣一頓、萎靡|復振はざるに至るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
厳しいトレーニングを怠ると、すぐに正しいフォームから逸れてしまう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の話は、しばしば本題から逸れてしまう癖がある。
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若気の至りで、彼は一時期、道徳的な規範から逸れてしまった。
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