麻幹
おがら
名詞
標準
hemp reed
文例 · 用例
リュウリュウと麻幹のごとく見事にしごいて、白髯たなびく古木の面に殺気を漂よわながら、エイッとばかり気合もろ共鳥刺しの面前にくり出すと、「小僧ッ、これでも消えぬかッ」 すべてが全くすさまじい変化でした。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
この麻幹馬だっても、でき合いじゃ売ってねえんだぞ。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
麻幹畑お竹 十七麻幹畑麻の葉でさへ枯れればさびしお竹 十七麻幹畑なじよにしましヨとひとりで泣いた。
— 野口雨情 『別後』 青空文庫
薬湯を捧げている陶庵の躯が、麻幹のように顫えていた。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
宿屋ずまいする私たちも門口に出て、宿の人たちと一緒に麻幹を焚いた。
— 島崎藤村 『嵐』 青空文庫
すると、次郎はみんなの見ている前で、 「どれ三ちゃんや末ちゃんの分をもまたいで――」 と言って、二度も三度も焼け残った麻幹の上を飛んだ。
— 島崎藤村 『嵐』 青空文庫
すると、次郎はみんなの見ている前で、「どれ三ちゃんや末ちゃんの分をもまたいで――」 と言って、二度も三度も焼け残った麻幹の上を飛んだ。
— 島崎藤村 『嵐』 青空文庫
白糸縅に胡麻幹小札、この大鎧を一着し、真紅の鉢巻をムズと締め、黄母衣に木地の鞍置かせ、浅黄手綱の黒駒に乗ったは、濃州|方県の城の主、明石播磨之介|貞朝であったが、「談天門の攻め口は、わが手にて候うぞ」 と大音に呼ばわり、カラカラと笑って通りすぎた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
例句