玄義
げんぎ
名詞
標準
文例 · 用例
あなたは默し さうして桃や李やの咲いてる夢幻の郷でことばの解き得ぬ認識の玄義を追ふか。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
この公の源語の注の孟津抄は、法華経の釈に玄義、文句とありて扨、止観十巻のあるが如く、源氏についての止観の意にて説かれたということである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
そして老子に、物有りて混成し、天地に先だちて生ず、之を字して道といふ、とある其道をもつて來て、夫れ道は本は言無し、言を假りて以て道の用を顯はす、世法を以て釋すれば則ち道君經義を演説するを直ちに道言ふと曰ふ、と玄義を俗釋に兼ねて説いてゐるのなぞ、中が牧徳臺に於て皇人から本章玉歴章を授けられた。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
機という字は普通に天台大師の『法華玄義』に記すところにしたがって、微・関・宜の三つの意味を有するとされている。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
慈遍は神代在今、莫謂往昔とも云ふ(舊事本紀玄義)。
— 西田幾多郎 『世界新秩序の原理』 青空文庫
慈遍は神代在今、莫謂往昔とも云う(旧事本紀玄義)。
— 西田幾多郎 『世界新秩序の原理』 青空文庫
果生ずるがゆえに断にあらず、因滅するがゆえに常にあらず、断にもあらず常にもあらず、これ縁起の理なるが故なり」と)法華玄義曰、心如幻焔、但有名字、名之為心、適言其有、不見色質、適言其無、復起慮想、不可以有無思度故、故名心為妙。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
(『法華玄義』に曰く、「心は幻焔のごとくただ名字のみあり、これを名づけて心となす。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫