傍目
おかめ
名詞頻度ランク #36423 · 青空 175 例
標準
looking on from the side
文例 · 用例
私はアブに気がついたほど、まだ余裕があったが、アブの方では、人間などに傍目も触れず、無念無想に花の蜜の甘美に酔っている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
彼らは私たちの「逆廻り」を、うさんくさそうな傍目を使って、あわれむが如き素振りでゆき過ぎた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
与吉は見も遣らず、傍目も触らないで挽きはじめる。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
」 坂の見霽で、駕籠が返る、と思ひながら、傍目も触らなかつた梶原さんは、――その声に振返ると、小笠原氏が、諸肌ぬぎになつて、肥腹の毛をそよがせ、腰に離さなかつた古手拭を頸に巻いた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
何せ小さい釘のことであるから、ちからの容れどころが無く、それでも曲った釘を、まっすぐに直すのには、ずいぶん強い圧力が必要なので、傍目には、ちっとも派手でないけれども、もそもそ、満面に朱をそそいで、いきんでいました。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
一生懸命に柔和であろうとする小さな努力が傍目にもよく見えた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
驀直に傍目も振らずという意味であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
傍目もふらずにその繰返しの無限延長に働きかかって行こう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
例句