幽室
ゆうしつ
名詞
標準
darkened room
文例 · 用例
世に材木巌の奇少なしとせざれども、天上に楼閣を造り、谷底に幽室を造ることは、層雲峡の外には求むべからず。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
多摩の野の幽室に君横たはり我は信濃を悲みて行く 十二年の秋大人数で奥軽井沢三笠の山本別邸に押しかけた折の作。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
京都の片山家の二代目に幽室といふ人があつた。
— 觀世左近 『流儀の定め』 青空文庫
いま坊間に流布して居る「能樂蘊奧集」なるものは實は此の片山幽室の型附なのである。
— 觀世左近 『流儀の定め』 青空文庫
これは全く幽室の「他流の型といへども、よきは之れを用ふべし」の一言に災されたものであると思ふ。
— 觀世左近 『流儀の定め』 青空文庫
事実の骨子はおおむね『幽室文稿』『吉田松陰伝』より得|来る。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
試みに看よ、『幽室文稿』の巻頭に、「岡田耕作に示す」の一文あり、曰く、正月二日、岡田耕作至る。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
当五月までの文稿二冊これ有り〔幽室文稿〕、弥二郎に密蔵させ置き候。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幽室に閉じこもり、来る日も来る日も研究に没頭した。
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その屋敷の奥には、滅多に開けられることのない幽室があった。
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窓のない幽室で一人、静かに瞑想する時間を大切にしている。
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