幻辞.com

弛み

たゆみ
名詞
1
標準
relaxing
文例 · 用例
――突然、橋の眞ん中で、ステッキが弛みました。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 巴里の手紙 青空文庫
『ほお‥‥‥』と、我知らず答へた時、私は總身の緊張感もほぐれたやうな、またお前の身に迫る次の危急な瞬間も忘れてしまつたやうな、その場合には餘にそぐはない心の弛みを感じて、水島の顏を見返した。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
が、扉の内へはいつて、女の指差した壁際の椅子にぐたりと腰を降した時、ほつと氣の弛みを感じた。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
恐らく洗煉琢磨され、その表現の一々がテエマに對して少しの無駄も、少しの弛みもなく、簡潔緊張を極めてゐる點に於て、志賀氏の作品程なのはありません。
南部修太郎 三作家に就ての感想 青空文庫
ところが晩成先生は、多年の勤苦が酬いられて前途の平坦|光明が望見せらるるようになった気の弛みのためか、あるいは少し度の過ぎた勉学のためか何か知らぬが気の毒にも不明の病気に襲われた。
幸田露伴 観画談 青空文庫
ましてや五六十年の長い生涯、愛し合った始めの熱情に少しの弛みを与えずそれを持ち通す時間というものは、いくらあるで御座いましょう。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
かくして少年ははた掌を拍って塵を払ったが、吐息を吐いて、さすがに心|弛み、力落ちて、よろよろと僵れようとして、息も絶々なお雪を見て、眉を顰めて、「ちょッ、しようのねえ女だな。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
と真実|面に顕るれば、病人は張詰めたる気も弛みて、がっくりと弱り行きしが、頻に袂を指さすにぞ、泰助は耳に口、「何です、え、何ぞあるのですか。
泉鏡花 活人形 青空文庫
作例 · 標準
一日の仕事の後の弛みが、明日への活力を与える。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
緊張の後の弛みが、全身を心地よくした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の表情には、一切の弛みがなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash